猫の緑内障|茅ヶ崎市の動物病院「亀山動物病院」犬・猫・うさぎ・ハムスター・フェレット

           

茅ヶ崎市の亀山動物病院
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猫の緑内障

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緑内障は、眼球内部を循環している液体(眼房水)の排出量が減少し、眼圧(眼球の形と角膜の透明性を維持する眼球内部の圧力)が高くなることで発症します。緑内障が進行すると視力障害が起こり、ときには視力を失うこともあります。

主な症状 元気がない 疲れやすい 光をまぶしがる 吐く(嘔吐) 目が赤い 目に異常がある 視力が低下する(目が見えづらい)

触られるのを嫌がる

【症状】急性と慢性があり、急性では目の充血や散瞳が見られる

緑内障は、その経過から「急性緑内障」と「慢性緑内障」にわけることができます。
急性緑内障は、急激に眼圧が上昇する結果、目に強い充血が起こり、散瞳(本来明るい場所では細くなるはずの瞳孔が常に開いたままの状態になる)が生じて光をまぶしがるようになるほか、角膜に浮腫(ふしゅ:むくみ)が生じて灰青色に変色する、といった症状が認められます。また、目に強い痛みを生じるため、頭を触られることを嫌がったり、元気や食欲が低下したり、嘔吐したりすることがあります。
慢性緑内障は、徐々に眼圧が高くなる場合と、急性緑内障が慢性化した場合とがありますが、いずれの場合も眼球が次第に大きくなり、角膜に内側からひびが入ったように見えたり、目の奥が異様に光って見えたりするといった症状が現れます。
どちらの緑内障でも、眼圧の上昇によって、視神経や網膜が圧迫され、失明などの視力障害が起こってきます。このほか、緑内障から二次的に水晶体脱臼や網膜の壊死、白内障どが起こってくることもあります。

【原因】ほかの病気などが引き金になって眼圧が上昇

緑内障は、眼圧が上昇することが原因で生じます。眼圧は通常、毛様体で産生され、眼球内部を循環して隅角(ぐうかく:角膜と虹彩の間)から排出される「眼房水」によって一定の範囲内に保たれています。しかし、何らかの原因によって眼房水がうまく排出されなくなると、眼球内部に眼房水が過剰にたまり、眼圧が上昇します。その結果、視神経や網膜が圧迫されて視力障害などが引き起こされます。
緑内障は、その原因によって「原発性緑内障」と「続発性緑内障」にわけることができます。
原発性緑内障は、隅角になんらかの異常があり、これにより眼房水の流出が妨げられて起こるもので、通常は両側の目が侵されてきます。続発性緑内障は、ほかの眼疾患に続いて発症するもので、ぶどう膜炎や外傷などによる水晶体脱臼、眼内腫瘍などが原因となって起こります。このほか、生まれつき流出路に異常があることが原因で起こる「先天性緑内障」もあります。
猫の緑内障では、「先天性緑内障」や「原発性緑内障」はまれで、多くは「続発性緑内障」です。続発性緑内障を引き起こすような原因としては、猫伝染性腹膜炎(FIP)、猫白血病ウイルス(FeLV)感染症やトキソプラズマ症などもあります。

【治療】眼圧を下げる治療などを行いつつ、同時に原因の治療も行う

緑内障の治療は、眼圧を下げ、視力障害の進行を抑えることを目的に行う治療と、すでに失明しているけれど眼圧上昇による痛みがあり、それを抑えることを目的に行う治療とにわけられます。
眼圧を下げる治療としては、内服薬や点眼薬などによる内科的治療と、眼房水を目の別の部位に排泄させたり、眼房水の産生量を減らしたりする手術を行う外科的治療があります。すでに失明している場合で、上記の治療法で痛みを抑えられないときには、眼球摘出手術を行って義眼を挿入したりする方法がとられることもあります。
猫の場合は、ほかの原因から二次的に起こる続発性緑内障が多く、その原因の治療も同時に行っていく必要があります。

【予防】早期発見・早期治療が大切

緑内障を予防することは困難です。しかし、できるだけ初期に治療を行えば眼圧が下がる可能性が高まります。そのため、普段から猫の目を観察して、早期発見・早期治療を心がけるようにしましょう。

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