犬の腎不全|茅ヶ崎市の動物病院「亀山動物病院」犬・猫・うさぎ・ハムスター・フェレット

亀山動物病院
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犬の腎不全

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腎不全とは何らかの原因により腎臓の機能が障害をうけてしまい、体内の老廃物の排泄や水分・電解質バランスの調節などに異常が生じてくる状態のことです。腎不全はその経過によって急性腎不全と慢性腎不全に分けられ、それぞれ異なった症状を示します。

主な症状 おしっこの量が増える おしっこの量が減る(尿が出にくい) 体重が落ちる 元気がない・疲れやすい 吐く 水をたくさん飲む

【症状】急性では尿量の急激な減少、慢性では多飲多尿など

急性腎不全では、尿量が急激に減少したり、全く出なくなったりするとともに、食欲不振、吐き気や嘔吐、元気の消失などの症状が現れ、これらの症状は数時間から数日のうちに急速に悪化します。これを見過ごすと、高カリウム血症や尿毒症を引き起こし、命を落とすことがあります。
慢性腎不全は、腎臓の3/4以上の機能がすでに低下した病態で、この症状は徐々に進行していきます。初期は尿の色がやや薄くなるほかは、ほとんど無症状です。しだいに水をよく飲むようになり、その分、尿の量もしだいに増えてきます(多飲多尿)が、そのほかに目立った症状はありません。病態がさらに進むにつれ、嘔吐や食欲不振、体重の減少、貧血などの症状が見られます。最終的には体内の老廃物や毒素を排泄できず尿毒症におちいり、前述の症状が悪化するだけでなく、嘔吐や下痢が頻発したり、痙攣や昏睡などの神経症状がみられたりするようになります。

【原因】急性の原因は3種類。慢性はネフロンの破壊によって生じる

急性腎不全は、原因となる部位がどこにあるかによって、次の3種類に分けられます。

●腎前性急性腎不全
心疾患や脱水などにより、腎臓(糸球体)に流れこむ血液の量が少なくなることで起こります。

●腎性急性腎不全
腎臓そのものに異常が生じ、障害されることにより起こります。

●腎後性急性腎不全
尿が腎臓を出た後の部位、尿路(膀胱や尿道など)が結石や腫瘍などで閉塞したり、事故などによって尿路が損傷したりして、尿の排泄が障害されることにより起こります。

慢性腎不全は、糸球体腎炎やアミロイドーシス、腎盂腎炎などの様々な腎臓疾患によって、ネフロン(血液をろ過して尿を作る器官)が少しずつ破壊されて行くことで起こります。また、急性腎不全から移行することもあります。

【治療】急性は一刻も早い治療を。慢性は食事療法などで症状の悪化を防ぐ

急性腎不全は急激に症状が悪化し、命に関わることもあります。したがって、その治療は一刻も早く行う必要があります。腎前性や腎後性急性腎不全では、その原因となっている病気の治療を行って、さらなる腎臓への障害を抑えます。腎性急性腎不全でも同様に、原因となっている病気の治療を行います。どの場合でも点滴や透析治療などの内科的治療により症状の緩和と腎機能の回復をはかります。急性腎不全は、治療が遅れた場合や原因となる病気による腎臓への障害が重度の場合には、命が助かっても慢性腎不全に移行することがあります。
慢性腎不全では、すでに腎機能の大半が失われているため、これを回復させることはできません。したがって慢性腎不全の治療は、食事療法や点滴治療、造血ホルモン剤などの薬物療法によって、できるだけ腎機能の低下を抑え、症状の悪化を防ぐことが目的になります。

【予防】日頃からおしっこの量や回数をチェックする習慣を

腎不全の予防として、日頃からたんぱく質や塩分の量が適切で、栄養バランスの良い食事を与えるようにし、排尿の量や回数をチェックするよう習慣づけましょう。また、中年齢〜高齢犬になれば、定期検査を受けさせ、早期発見・早期治療を心がけましょう。

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