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対称性ループス様爪異栄養症(特発性爪脱落症)
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免疫介在性であると考えられており、爪の喪失(爪脱落症)がおきます。若い成犬から中年齢犬での発症が最も多いですが高齢でも発症します。
通常、急に爪が脱落する。最初は、1、2本の爪が脱落し、数週から数か月ですべての爪が脱落します。通常、罹患肢端には痛みや痒みが見られます。再生した爪は変形し、柔らかいか、き弱で、変色しており、危うくて再び脱落することが多いです。
罹患犬は他の部分には皮膚病変はなく、爪以外は健常です。
【診断】
真菌症、細菌性爪感染症、自己免疫皮膚疾患、薬疹、血管炎等の他の疾患を除外し、典型的な皮膚症状と病歴から診断します。確定診断は病理組織検査ですが侵襲性がが高いため腫瘍の除外診断をする場合以外は前述の診断で治療する場合が多いです。
【治療】
再生した爪は頻繁に切り(約2週間ごと)、亀裂を予防します。
2次性細菌性爪周囲炎が併発している場合は、適切な抗菌薬を投与します。
脂肪酸サプリメント(EPA)、ビタミンE、免疫抑制剤(シクロスポリン等)、抗生剤等。
重度の痛みを示し内科治療では効果の見られない犬には爪の抜去処置により不快感を軽減することができます。
犬によっては6か月後には治療をうまく終了できることもありますが、寛解を維持するのに長期にわたる維持療法が必要になることもあります。
