一過性脳虚血発作(TIA)
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一過性に脳の微小血管に、小さな血栓が生じ一時的に虚脱、倒れる、眼振が起きますが数分で正常に戻ります。非常に小さな血栓のため、一時的に血栓塞栓が生じますが、すぐに血栓閉塞が解除され閉塞がなくなります。これを、繰り返し起こることが多いです。 治療をしないでいると、脳梗塞になることもあります。人では、TIAがみられると48時間以内に脳梗塞になるといわれています。 動物では脳血管造影が難しく、また、血液検...ブログ
一過性に脳の微小血管に、小さな血栓が生じ一時的に虚脱、倒れる、眼振が起きますが数分で正常に戻ります。非常に小さな血栓のため、一時的に血栓塞栓が生じますが、すぐに血栓閉塞が解除され閉塞がなくなります。これを、繰り返し起こることが多いです。 治療をしないでいると、脳梗塞になることもあります。人では、TIAがみられると48時間以内に脳梗塞になるといわれています。 動物では脳血管造影が難しく、また、血液検...ブログ
体表のがんが進行し、出血、自壊(もろくなる)、臭い、痛み、浸出液などを生じてきます。高齢や心疾患などにより、手術、抗がん剤等が選択できない場合、当院ではモース軟膏を用いて腫瘍からの出血、浸出液、自壊を抑えると共に、腫瘍の容積を小さく(ほとんどなくす)治療を行っています。 腫瘍の自壊部の看護、ケアーはとても大変です。放置すればするほど状況は悪化します。 癌の根治ではありませんが、看護、ケアー、動物の...ブログ
緑内障は、迅速な診断と適切な治療がなされなければ急速に視覚喪失に至る救急疾患であり、正しく診断と治療をしたとしても最終的には失明に至ることの多い難治性疾患です。点眼薬に開発や手術の進歩によって以前と比べ視覚を長期に維持することが可能になっています。適切な治療を実施するには、早期診断と長期にわたる徹底的なコントロールが不可欠です。 【症状】緑内障の臨床症状は、発症からの期間や眼圧上昇の程度、原因によ...ブログ
猫の原発性心筋症は、肥大型心筋症、拘束型心筋症、拡張型心筋症、分類不能型心筋症、不整脈源性右室心筋症に分類されます。中でも肥大型心筋症と拘束型心筋症が多いです。 猫はうっ血性心不全(肺水腫や胸水貯留による呼吸困難)や動脈血栓塞栓症(急性腎不全や後躯麻痺)など、緊急処置が必要となる状態で来院するケースがあります。この様な状態に陥る前に(少しでも早期、あるいは無徴候の間)に、心筋症の存在を確認すること...ブログ
犬や猫で問題となる代表的な胆嚢疾患は、胆嚢粘液嚢腫、胆嚢炎、胆石症です。 【胆嚢疾患の症状】胆嚢疾患の症状は無症候から重篤なものまで様々です。胆泥症はほぼ無症状で、無症候性の胆石症もあります。 胆石症、胆嚢炎や胆嚢粘液嚢腫で症状が生じる場合には、食欲不振、沈うつ、嘔吐、黄疸、前腹部の疼痛、発熱などが見られます。さらに肝外胆管閉塞や胆嚢破裂、胆汁性腹膜炎などが併発すれば、症状はより重篤になります。 ...